<南丹市>『苔玉の手作り体験』京都丹波高原国定公園ビジターセンター
こんにちは。はる。です。
今日は、苔玉づくり体験ができると聞いて、京都丹波高原国定公園ビジターセンターへお邪魔しました。
この京都丹波高原国定公園ビジターセンターは、道の駅美山ふれあい広場の中にあります。
いざ苔玉づくり開始
植物選び
参加費1000円を払って、まだ前の体験者が終わっていなかったので、その間に、苔玉の核となる植物を探します。
核となる植物は、以下の植物がありました。
アセビ フキ ニシケヤキ モミジ ヤマモモ ヤナギ スギ イチョウ など
今回は、わち山野草の森の田中先生に教えていただきます。田中先生曰く、根っこがあれば、なんでも苔玉にできるそうです。
ふゆ。は、ツルコケモモを選びました。
ふゆ。の選んだツルコケモモ。あまり聞いたことのない名前ですが、クランベリーと同じものだそうです。9‐10月になれば、球体(緑色)の果実が、1cmほどの赤色に熟します。赤くなれば、食べられるのかな?
私は、イチョウを選びました。
イチョウは、紅葉で有名ですね。11月ごろになれば、黄色になります。それまで楽しみです。苔と植物の移り変わりを一年中楽しめるのも苔玉の魅力ですね。
講師の先生から、「くれぐれも地面に埋めないように」と注意を受けました。埋めると立派な木になるようです(笑)。
下準備
まずは、鉢から植物を取り外します。そして、なるべく土を落とさないように、苔玉の主となる植物以外の草を取り除きます。
今回は、苔玉になる部分にハイゴケを使います。
このハイゴケは、公園や空き地などの身近な場所で見かけることのできる苔で、湿度さえあれば、どんな環境でも育つ丈夫な性質があります。日本庭園などにも使われるそうです。
核となる植物を包めるほどの適量のハイゴケを手に取ります(選んだ植物によって苔の量が違います)。
ハイゴケをひっくり返し植物と苔をくっつける接着剤となる泥をまんべんなく塗っていきます。
植物と苔をくっつける作業
泥が塗り終われば、いよいよ植物と苔をくっつける作業に入ります。苔の中央に、植物を乗せます。周りのコケを少しづつ植物にくっつけ、苔で植物を包み込みます。
ここからが重要な作業に入ります。
糸をぐるぐる巻きつけ苔と植物を完全につなげていきます。初めに、横側から巻き付けていきます。上下満遍なく巻くことができたら、つづけて、縦に巻き付けていきます。この巻き付け作業が、重要です。横縦巻き付けながら、苔が丸くなるように意識して巻いていきます。一通り巻き付けが終われば、仕上げに入ります。糸を巻き付けすぎて、糸が見えてしまっているところや、苔が足りないと思う部分に苔を足していきます。苔を足しおわれば、糸を苔にねじ込みます。
完成です。
素人ながら味のある作品が出来上がりました。今日から私も苔玉の虜です。
しっかり育てて、ふさふさのみどりのコケに、秋は、黄色の紅葉にするために、手入れ方法を聞いてきました。
お手入れ方法
基本的に苔は、日光が良く当たり風通しが良いところを好むため、意識して配置します。
また、苔玉に水をやるときは、表面に霧吹きで、やるだけじゃいけません。これだと、苔玉の核となる植物まで水を届きません。
「正しい水のやり方は、バケツに水を汲み、苔玉を遠慮なくダイブさせてください」と田中先生。
苔玉が軽くなれば、水が足りていない証拠だそうです。
苔によっても、植物によっても、好む飼育環境が異なるそう。
ハイゴケとイチョウについて勉強しなくちゃいけないな。
このイベントは、7月27日、28日で終了しましたが、今後のアナウンスに期待。
次開催されることがあれば、かならず参加します。ほかの手作り体験も行っているので、HPやFacebookを要チェック。
今日は、明日は、京都ほくぶ日和だと感じたら、ものづくり体験をしに、京都丹波高原国定公園ビジターセンターへ足を運んで見てください。
インフォメーション
住所:京都府南丹市美山町安掛下23
TEL:0771‐75‐9020